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不満と愚痴の原理

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結月です。

生きてればどーにもならないことはたくさんあり、それに対する不満は出てくるもの。

しかし、それはどーにもならないことを考えるから不満になるという単純なことでもある。

自分でどうにかなるものと、どうにもならないものの区分けができていればいいと思うんですよね。だって、それができていれば、自分ではどうにもできないものは諦めるので不満にはなりません。

それを区分けできずに、自分の範疇の中に取り入れてしまうからきっと不満になる。

例えば家族のこと。自分の家族にどーにもならないクソな兄弟や親がいたとしても、それは家族といえども別の人格を持った人間だからどーにもならない。どーにもならない相手のことをどーにかしようというのも身勝手な話で、なぜならどーにかしたいというその方向性は自分の願いであって、その相手が望んでいるものでないから。

相手が望んでいない方向性を相手にごり押ししても受け入れてもらえるわけがない。

ということはやっぱり不満は自己生産するものなのかと。

さて、そういうどーにもならない不満を愚痴られるのはなかなか聞くに耐えないハードなもので、当然、そういうどーにもならないことを愚痴るひとは人から嫌われる。正確には、逃げられる。

みんなに嫌われて逃げられるものだから、相談役として金を取るビジネスも成り立ち、それはクソ怪しい占いであったりする。

こういうジャンルはとても利益率を高く設定でき、ついでに超絶怪しいグッズ販売で儲けることもでき、ほとんどが悪徳の温床。

古くは壷や印鑑を売る。今ではパワーストーンと称して駄石を売るなどなど。

まあ、そういうのはいつの時代にもあるとして、自分の不満を自分で処理できないことに問題があるんですよって思うわけです。

自分でどうにかできるものであるなら、自分でどうにかする努力をすれば不満にならないし、どうにもできないものはそれは無理ゲーと諦める。

そんな簡単なことができないひとが思いのほか多くて、それも我欲のせいなのかなって思います。

できないことを欲する欲張りだから不満になるわけですね。

もしくは自分で最大限やればいいのに、それが面倒とか、いろんな言い訳をしてやらずにいて、処理済みにしないで不満にしてるとか。

基本的に他人をどうにかするって無理な話なんですよ。

だって、あなただって他人から何か言われてもその通りにはしないだろうから。

兎にも角にも、不満を抱えて愚痴る人間は魅力がない。非魅力的かな。

同時に不満がない人間はエネルギッシュでない。

すなわち、自分でギリギリどうにかできるところで努力している不満状態はエネルギッシュで上に行ける。

そして、ただ愚痴として非生産的な不満を垂れ流しているレベルでは上には行けないし、嫌われる。

今、不満があるとすれば、どちらの種の不満なのかってことですね。

大半は後者なんですけどね。

それはなぜかと言いますとね、大半のひとは「やりたいこと」が具体的にないからです。やりたいことが明白にあれば、それの実現に向かって頑張っちゃうのでそもそも愚痴なんか垂れないしね。

やりたいことがない非魅力的で、暇なひとが不満を愚痴にする。

暇というのは時間的な意味ではなく、精神的な意味です。精神が熟してないっていうか、品質が低いっていうかね。

と、そんな事実がわかったところで、やりたいことを見出せないひとは根本的にそれを一生見出せないから、ずっと変わらず愚痴を垂れているってことになります。

となると、怪しい駄石をパワーストーンにしたらやっぱ売れるよね。

と、ここまでわかっていてもそんな商売はわたしはしないよ。だって、そういうことやるとね、いい死に方しないんだからさ。

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