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幼稚園、保育園が無償化!

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結月でございます。

こんなニュースがありました!

www.sankei.com

ほほぉ〜! これでうちの愛娘の保育園代もタダになるってことかー!

と、そもそもそんなに高い金額を払っているわけではないにせよ、タダならいいやって思ってる庶民的なわたし。

消費税を上げるには、こういうパフォーマンスをしなければならないっていう事情があるにせよ、安倍政権というのは実にリベラルなんだよね。

これってすごいねじれ現象がおきていて、本来、自民党は保守政党のはずなのに選挙対策としてやっていることがかなりリベラルなんですよ。だから、元々のリベラル政党の野党が勝てないのは、与党がリベラルをやっちゃってて対峙できないから。

まあ変な現象なわけですが、安倍首相っていう人が実はノンポリであるということに気づけば理解は簡単です。

勇ましいことを言っているようでノンポリだから、言うことをコロコロ変えられる。結果臨機応変になっているところがなんだか知らないけど政権が長く続く要因なんです。

自分が言ったことを絶対に貫き通すような頑固なタイプは本当のところ付き合いにくく、いい加減なところがあったほうが付き合いやすいし、そのほうがいいってことはあります。

なぜなら、自分の信念を貫こうとしても周囲の状況はいくらでも変化するものだから、頑固一徹では周辺環境に合わせて行動することができなくなる。そういうわけで信念ガチガチで頭が固いひとよりいい加減なほうが思いのほかうまくいきます。

ただし、ノンポリで信念が薄いと、洗練されて研ぎ澄まされたものっていうのはできなくて、本当にすごいものっていうのはできない。

しかし、そういうのは芸術や職人の世界でやればいいもので、政治など数えきれないほどたくさんある考え方などまとまるはずがない現場では、職人気質というのは邪魔なだけで迷惑なものです。

なぜなら、政治で絶対的に正しいと思い込まれると、それはファッショになるからで、そんな窮屈さは勘弁願いたい。典型的なのは中国で昔あった文化大革命で、あれは本当に政治的に最悪なケースと言っていいでしょう。

というわけで、保守政党のはずなのになぜかリベラルといういい加減さと臨機応変さのほうが、文化大革命よりも1000万倍はマシなので、保育園がタダになってよかったと思っているわたしですが、政治には興味がないので選挙には行かないッス。

でもさ、この法案の高校や大学の無償化はいらないんじゃないかって思う。

だって、大学って大学としてのクオリティがないFラン大学とか、人材育成できていないのに補助金もらいまくりで、しかも定員割れが激しすぎて名前を書いたら合格な状態。

そういう学生をタダにしても社会的には金の無駄だし、そもそも、

「ベンキョーしてねーじゃん!』

タダにするなら優秀な人材の学費をタダにして、勉強して優秀になればお得っていう体制にしたほうが将来の経済にとってもいいんだよね。

そして低所得者に限るというのも本当はおかしくて、なぜなら学力は親の経済力に比例するってことが証明されているから。

低所得者層から学力が高い人が出る確率は低いため、政策としてはそこに金をかけるのはリベラル層への選挙対策以外に何ものでもないわけです。

とはいえ、日本は変に平等を求めるから、優秀な人に金をかけると尖った社会になり、これまたルサンチマンが激しくなるので、テキトーにばら撒いておいたほうが社会は穏やかであるという理屈がある。

そういう事情から日本からはずば抜けて優秀な人は出ないんです。アメリカとか中国とか大陸的な合理性の中ではすごい人材が出てくるんだけど。その代わり社会はギスギスする。

なので、「日本的だな〜」と思うのが安倍政権であり、良くも悪くも日本的なのであります。

でも社会的に緩くて過ごしやすい環境のために日本はじわじわと駄目になっていく、いわゆる「ゆでガエル」の王道で、その結果が過ごしやすい社会を維持できるかは疑問ですけどね。

要はメンタルが弱い人間を産出するのがニッポンの考えなのかなって思います。

 

 

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