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あまり記憶にない2018年

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結月でございます。

ああ、今日は大晦日だったんだ。毎年そんなに重要視していないこの日のことを例年以上に忘れているのは引っ越しの片付けがまだまだ終わらないから。

まもなく2歳の愛娘シャンシャンも一緒だから片付けをしようにも部屋の中をあちらこちら手を引かれて、猫と遊んだりするのに付き合いながらなのでスピーディーに進まない。

そして、ベビーカーを押してスーパーに買い物に行ったり、料理を作ったりもする。

結月妻は末期的に料理が下手くそで、本気でセンスがないので見るに堪えないゲテモノを作り上げる癖があるから、最初からわたしが作る。一応、わたしは料理が「そこそこ」上手いのである。

とはいえ、引越しの片付けも台所がようやく終わり、桐ダンスを配置したり、少しずつ着実に進んではいる。しかしながらここではまだ料理はできないのは、長らく使われてなかった家のため水を出せば薄っすらと茶色い水が出るからで、本格的にお風呂に入ったりして水道管の内部に溜まったものを吐き出さないと錆テイストの水は収まりそうにない。

ウディ・アレンの何かの映画で、仕事を失いニューヨークのボロアパートに引っ越した主人公のウディが女を家に呼んだ時、錆の匂い付きの水ならあるんだけどというセリフがあったのを思い出した。

さて、大晦日となると一年を振り返りたくなるのが日本人で、その心情は多分、日本人的なのだと思う。

今年も何だか何もしないまま一年が終わってしまったみたいで、それも銀座からアキバ界隈に移転したのが一年二ヶ月前で、つまり今年の始まりは移転したばかりだった。それが急に栃木にまた移転することになり、アキバの一年はまるで昔の大作映画にあった前編と後編の間にインターバルの休みのようで自分の人生でもあまり大きな意味はなさないように思う。

今年何をやったかというと、結月サロンというオンラインサロンを始め、「女子チーズ」を販売し始めたこと。

どういうチーズにするかサロンのメンバーで話し合い、ラベルのデザインを考えたり、公式サイトや通販サイトを作ったりした。そして6月には有志の4人で北海道の牧場を訪れた。

販売はまだたったの2回で、第2期は北海道に地震が来たりで予定通りには全くいかず、いろいろな意味で勉強になった。

これから女子チーズをどうやって売っていくかもサロンのみんなと話せればいいと思っていて、ただまだまだサロンメンバーは「消費者意識」でしか考えられていなくて、「経営者意識」ではないところが発展途上だと思う。

それは仕方のないことで、それはみんなサラリーマンだから。

他人から給料をもらうのと、自分たちで主体的に売っていくのはベクトルが真逆なわけで、日本人の労働人口の90%以上はサラリーマンという世界的に特異な国ならではの思考傾向だとサロンをやって実感した。

普段はサラリーマンでも、サロンでは主体的な楽しみや喜びを得られればいいじゃないかって主体的にしか生きていないわたしは思うのだけれど、それもすぐにってわけにはいかない。

しかしながら、「ちょっといいんじゃない?」と思える人もいて、サロンの経験を基に将来何かできるといいんじゃないかな。

あとは5月にマロオケ船橋公演があったね。

またマロオケのメンバーと一緒に音楽がやりたいって思いながらも、それも来る時が来ればできるでしょう。

と、さっと思い出せるのはこのくらいだけど、考えてみれば今年になって初めて結美堂に来てくれた人もいるし、着物を買ってくれたり、着付けレッスンに熱心に通ってくれた人もいた。

だから出会いはあったんだって今更ながらに気づいて、また来年、着物を通してお付き合いできて、また新しい出会いもあればいいなって思う。

そう言えば、今年はYouTubeで動画配信も始めたんだった。着付け動画などを見て、結美堂に来てくれた人も何人かいた。

そうそう、今年は結美堂山ガール部も発足して、4月に初登山としてビギナーお約束の高尾山に登ったんだった。そしてわたし自身は単独で男体山に登頂し、山ガール部でも社山や赤薙山に成功。泊りがけで奥日光に行ったりして楽しかったね。

山ガール部は部員募集はしていないけれど、来年の4月には春のキモノ会で日光に行くわけで、今年考えた企画が来年に繋がっていくのだから、今年は何もしてなかったというわけではなさそう。

ただなんだろうな。自分がやったこと、生きてきたことに執着がなくなったというのがあって、要はすべてのことは事後、すべて過去になることにノスタルジックにならなくなった。

普通、年を取れば取るほど「昔はよかった」的に過去を思い起こすものだろうけど、わたしはその逆でどんどん過去を思い出さないようになっている。

どんな素晴らしかったことでもその思い出に浸るってことが時間の無駄で、むしろ次に何をやろうかと考えるほうに大きな興味がある。

そんな中、長く過ごした東京を距離にして100キロほど離れた栃木に来たのも何かの因縁に違いなく、とにかく自分をどんどん変化させて、そして今までできなかったこと、やらなかったことをやりたいと思っている。

それはいくつかは具体的に決まっていて、ゆっくりと進めていく。

「ゆっくり」できるのが栃木ならではかもしれず、しかし保育園の送り迎えや、今まで東京で一人で好き勝手にやっていたようにはいかなくなることを考えれば、むしろ少ない時間で集中してやらなければ何もなし得ない気もしている。

小さな愛娘と毎日一緒にいるのも思えば人生初めてのことであり、すでにやったことなかったことを始めている。

というわけで、引っ越しの片付けも持ち越しながら、新しいことをやって行こう。

と、引き続き着付けもバイオリンも東京で出張レッスンでやるので、わたしと腐れ縁のラブな皆様はどうぞよろしくお願いします。

でもそうやって来てくれる人がいるから生きていけるわけで、やっぱり人って出会いなんだなってダサいことを真剣に思っちゃったりします。

そういう意味では自分は恵まれているし、わたしもできる限りのものを提供したいって思い、そのためには自分自身がおもしろい人間であるべきで、だからわたしは来年もおもしろいことをやっていきますよ。

というわけで、年が明けたら初詣。栃木に越したから氏神様に挨拶に行かないとね。

 

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