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結美堂・春のキモノ会もやります。

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結月でございます。

明日は結美堂・秋のキモノ会。

銀座から今のところに移転してちょうど1年。銀座の頃は何度かやっていてたキモノ会もわたしがコンサートを立て続けにやったため、しばらくしていなかったんですよね。

こちらの土地に馴染むのに少し時間がかかったので、今回はわたしのリハビリ的な感じがします。なので、あまり大々的にはやってません。

銀座の頃と違って、随分時代も変わったなって思います。

着物を着たいっていうニーズも変わったし、世代も変わった。

ともかくも、明日は久しぶりに朝から着付けを連続してやります。わたしの着付けはね、速いよ。ひとり着付けるのに10分かからないから。

時間がかかるのは着付けられるみんなの着替えが遅かったり、不必要なことを丁寧にやりすぎてどーでもいいことに時間かけてるとかなんで、

「チンタラしてんじゃないのっ!」

と、怒鳴りはしないけど、開演時間に遅れるわけにいかないので、ダラダラしないようにね、なんて脅しつつ、ゆっくりするのは着付け終わってからにしましょう。

さて、4月初旬に春のキモノ会をやろうと考えてます。

それは、

「着物で楽しむ日光ツアー&厄祓い!」

ってもので、泊りがけだよ、泊りがけ!

結美堂女子旅とか山ガール部の活動では今まで泊りがけはあったんだけど、キモノ会で泊りがけっていうのはなかった。

これはバスを貸し切って日光まで行き、そこで着物で名所をまわり、そして日光二荒山神社で厄祓いの祈祷もしてもらうというもの。

そして、夕方には結美堂御用達のホテルに行き、温泉に入った後は宴会だよ、宴会! 盛大に飲みまくろう!

翌日は戦場ヶ原を歩いてもいいし、初日に行けなかったところに行こうと思う。

東京の上野あたりに集合。バスをチャーターし、そのまま高速で日光まで行くけど、そのときは洋服だね。着物は日光で着替えます。

着替えられそうな場所も探したので、日光に着いたら一斉に着替える。着付けができない人はわたしが超高速で着付け回る。

ビューティフォーな姿になったら、お約束の日光東照宮へ行こう。

しかし、祈祷は東照宮ではやらない。そのそばにある二荒山神社でやります。

それは神社の霊格を考えたりすると、その方がいいからで、東照宮はすでに観光地化してあまり霊格がないし、そもそも祀られている内容を考えてもどうかって気がするし、東照宮そのものが、

「お前、ジャパネットたかたかよ!」

と、商売っ気バリバリで下品だったりするから二荒山神社です。

みんな、常日頃からウザいことや悩みなどなどそういうことがあると思うから、厄祓いしてスッキリしよう。

そして、着物のままバスに乗り込み、いろは坂を登り奥日光へ。

中禅寺湖や華厳の滝をバックに着物姿で写真を撮りまくろう。

多分、それだけですでに夕方になってると思う。そしたらホテルに向かい、和室に荷物をおいて着物を脱いだら、

「温泉だよ、温泉!」

神社で厄祓いし、温泉に浸かり、心身ともにリフレッシュ。

そしたら宴会に突入。飲むぞー!!

宴会の後は自由時間だけど、ホテルの周囲を散歩しても気持ちいよ。大自然だから。

あとは煙草が吸える人だけが集まる禁断のスモーキング会をやる!

これは奥日光の天空の下で天の川を眺めながら煙草を吸いまくってフリートークで盛り上がるアダルトな催し。

嫌煙なんてケチなことを吹き飛ばす満天の星空スモーキング会だよ。

翌日は帰る日だから着物でなく、普通の服で戦場ヶ原や湯滝、竜頭の滝なんかに行こう。

とまあ、そんな感じで、参加人数は最大で40名を考えてます。

着物というニッチなもので、しかも泊りがけプランで40人を集めるって天文学的に大変なことだけど、40人いたら盛り上がるのは間違いない!

でも、そこまで集まらなかったときはバスのサイズで調整しようと思います。

ええっと、貸切バスのサイトによれば収容人数が、

大型バス 45名

中型バス 28名

小型バス 25名

マイクロバス 20名

となってる。

マイクロバスってなんかときめかないけど、それでも20名は乗れるんだね。

バスの中ではモチ!レクをやるけど、だれか有志にレク担当をやってもらう。

さて、この春のキモノ会で悩んでいることがあって、それは参加資格っていうと大げさだけど、どういう着物を受け入れるかってこと。

わたしは京友禅を主に販売する身として、わたしにとって着物とは美しいものであり、上品なものであり、礼節を感じさせるものであり、日本女性美がこの上なく発揮されるものだと思ってる。

だから、昨今の観光地にあるようなレンタル着物のおぞましい色やデザインのものは着物と認めてない。できればああいったものを根絶したいとまで思ってる。

ついでに言えば、リサイクル着物もいいと思ってません。

なぜなら、あれらは古着であるし、古着屋がどういう仕事をやっているかその裏側も知ってるし、そもそも他人の手垢がついた着物を着て喜ぶというメンタリティーがあまり好きじゃない。

やっぱり自分の体を採寸して、それに合わせて仕立てて、そうやって自分のものとして新品を誂えて着るっていう立場なんです。

そうじゃないと、リサイクルなんか着物文化を実は衰退させるばかりだから。だってリサイクルで消費されると、今生きてる着物の職人に仕事が回らないからなんです。

それは消費者が考えることではないけれど、現実としてリサイクルを喜んで着られると、着物の産地は疲弊します。

またリサイクルを着る人ってメンタルがリサイクルだから、新品需要には貢献しないので着物文化がリサイクル着物によって支えられるというのは大間違いです。

なんて堅苦しいことを考えていて、でもできるだけ着物を着てもらう機会は持ってほしいから、あまり間口を狭めない方がいいんじゃないかっていう気もするんです。

でも、結美堂に着てくれる人たちは新品を買ってくれてるから、そこにリサイクルの着物とか、ヘンテコなプリント着物とかが来ると、ちゃんとした着物を誂えた人のためにならないなっていうこともあります。

言ってみれば、TPOがしっかりとした高級フレンチをみんなで食べに行こうとちゃんとおめかししてるのにそこにジーンズの集団が来るみたいなことなんですよ。

だから、着物を着るきっかけを考えれば間口を広げたほうがいいのだけれど、それで気分を害する人もいるってこと。

それにわたしもリサイクルとかプリント着物とか見ると、どうしても愛する気持ちになれなくて、参加してくれることにはありがたいんだけど複雑な気持ちみたいなことになっちゃう。

だから、基本的なボーダーとして、

① 誂えた着物であること

② 後染めの着物であること(紬は不可)

③ 正絹であること

にしようかなって思っています。

そうしたボーダーを設けることでむしろ新品を誂えることの喜びと気持ちよさを知ってもらえればいいかなって。

やっぱ古着と新品じゃ、本当に全然!違いますから!

それにね、神社で祈祷するのにリサイクル着物とかレンタルって、

「おいおい!神様にお願いするのにその身なりはねーんじゃないか!」

って思うわけです。

賽銭払うだけのお参りではなく、ちゃんと神楽も舞もあるものなので、これはフォーマルの場なんですよね。

そういうことを認識してもらうと、わたしが言ってることを理解してもらえると思います。

だって、祈祷ってものすごく敬虔なものだし、数ある神社の中でも格式のある神社だしね。

ええっと、ちなみに神社ってすべてがいい神社じゃないからね。行かないほうがいい神社もかなりあります。

だから、パワースポットとか、くだらない言葉に騙されて闇雲に神社に行くのはやめましょう。そういう想念が低いから、すべて逆効果になります。

神社の参拝の心がけは、ツアーのバスの中で心霊家でもあるわたしがレクチャーしようと思うけどね。

と、着物の敷居を高くするととてもじゃないが40人なんて集まらないんじゃないかって気がする。

しかしながら、毒々しいプリント着物のレンタルで来られても、それは結美堂としても意味がないからそれならやらないほうがいい。

だから、結美堂の美意識に共感してくれる人たちだけで行くっていうのがいいのかな、やっぱり。

このあたりは迷ってるので、ご意見ください。

最悪マイクロバスで少人数でもいいから、来年の春は日光で盛り上がろうと思います。

みなさん、仕事があるので土日で行きます。

着物で日光を楽しもう!

日程や詳細が決まったら、追ってご案内します。

着物の誂えなどを考えたら、意外と時間がないので。

4月と言っても、あと5ヶ月ほどしかないんだよね〜

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