結月でございます。
日本の社長などのインタビュー記事を見ると、そのプロフィールに尊敬する人っていうくだらない項目があって、よく「徳川家康」とか「織田信長」って書いてあったりする。
21世紀に生きている人間にしては、尊敬の対象が古すぎるって思うのはわたしだけ!?
そもそも会ったこともない人をどうやって尊敬するんだろう?
歴史上の人物って、何をやったかということが断片でしかなく、本当はどんな人間かはわからない。歴史的な文献や古文書など、そうした史実をつなぎあわせて、その隙間にあってわからないものは推測されているところもある。これは現代人と同じく、人間の姿ってすべてを把握するのは無理なんだから。
(尊敬するひととしては、いくらなんでも古すぎるんじゃない!?)
だって、会社の上司だって、家庭ではどんな顔をしているかはさっぱりわからない。それくらい人間の本当の姿はわかりにくいもので、だからこそ、犯罪が起きた時に、
「そんな人には見えなかった」
というコメントがよくある。
歴史上の人物は、歴史小説などで脚色されたものばかりで、総じて尊敬の対象にするネタって、小説なんだよね。小説的なフィクションが歴史上の人物の共通したイメージになってしまっている。
そういう当たり前のことすら気づかず、マジで家康なんて尊敬しちゃってるなんて、リテラシー的に大丈夫かな?って思うわけなのです。
それにさ、インターネットがこれだけ世界に広がって、チャット動画で海外とも無料でいつでのできるこの時代に、家康とか信長の生き方がフィットするとは思えないんだよね。
まだ今生きて活躍している人を尊敬するならわかるけど。例えば、ホリエモンを尊敬しているとか。やっぱり今の現実生活に照らし合わせて人を選んだほうがいい気がする。
ともかく、家康を尊敬している社長なんかの会社にわたしだったら勤めたくない。一緒に飲んだら、家康トークをされそうだし。
こういうのは得てして男で、女はそのあたりはちゃんと見ているから、尊敬する人が清少納言とか、そういうのはいない。
あっても憧れがオードリー・ヘップバーンっていうくらいかな。
まあ、家康まで古くなくても、松下幸之助の経営学とか、そんな自己啓発本がいまだに売られたりしていて、それもちょっと古いんじゃないかって思う。あまりにも脚色されたものに酔いしれている感じがするよ。
トップがそういうのに酔いしれちゃうって、困るよね。
皆さんの会社の社長って、どうですか?