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料理が上手い料理

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結月でございます。

昨日は野暮用で東京へ。

朝、愛娘を保育園に送ってそのまま国道4号線に入った。渋滞の時間帯で東京まで3時間ほどかかってしまった。でも、東京での野暮用は5分くらいで終わった。

そのまま俗称「御徒町結月亭」である中国料理店へランチ。栃木に来てから一度も行けていなかったので、10ヶ月ぶり。

行くと馴染みの店員もいた。昼だったからいないと思ったけれど、久しぶりに会えてよかった。忘年会で来るからという話をした。

というわけで、恒例の結美堂忘年会は、御徒町結月亭でやることになりました。

ところで馴染みの店員は瀋陽出身の若い男。

わたしは基本的に男とは合わなくて、付き合いは女ばかり。男と話してもおもしろくないし、こっちがおもしろくないと思ってるからあまり仲良くなることがない。だから男でわたしとよく話すのはよほど特別であって、親しい仲だと言えそう。

でも、それは日本人の男の話。なぜなら、中国人の男とは結構、わたしは合うんだよね。

中国人って義理堅いところがあるからかな。日本人の男で義理堅いのは意外といないもんだよ。ケチだしね。日本では女の人のほうが義理堅いと思う。

さて、ランチでは四川風に味付けした青椒肉絲をオーダーした。ランチセットなのに十分な量があるのがこの店のいいところ。そして、料理が美味しい。

普段、客は中国人ばかり。中国人は大変食にうるさいので、中国人の客で繁盛しているところは本当に美味しいよ。

青椒肉絲は食べてみると、舌が焼けるほど熱い。これだよ、これ。中国料理は強烈な火力で調理するもので、その熱さが料理に響いているのが本物。

家庭用のコンロではこの火力が出ないから本格的な味は出せない。

青椒肉絲を食べながら、つくづくこの店の料理は「上手い」と思った。「旨い」は当然、「上手い」。

どうやったらこういう味が出るのかなと、食べながら因数分解して考える。厨房を見せてもらったらすぐにわかるんだけどね。

もう滅多なことでは外食しないけれど、わたしは美味しいものよりも、上手な料理に興味がある。

「おいしい、おいしい」

って食べるのは子供だし、動物でもできるじゃん。そうではなく、どうやったら上手くなるのか、その技術に興味があるよ。

さて、東京でもあのレベルの料理を出す料理人は中国でもかなりのレベルの人だからね。そういう人をヘッドハントして日本に来てもらうんだけど、給料はその辺の日本人サラリーマンの数倍はあるよ。これはちゃんと聞いた話だから本当。

料理屋は料理人で決まるから、辞められないように満足すぎるほどの待遇。まあ、これって中国の一流企業とかでも当たり前だけどさ。日本はすごくケチだから、能力あっても給料は低い。ITのプログラマーとかくらいかな、能力に応じて高収入なのは。下っ端のエスアイアーとかじゃヤバいけど。

ところでこの日は珍しく日本人の客もいた。2人組のサラリーマン。上司と部下。

テーブルに着くとノートパソコンを開き、上司は仕事の話を始める。

「おいおい、ランチタイムは休みじゃないのかよ?」

と、思いつつもこれぞニッポン。

話を聞いていると、超くだらない話で、注文書書いたことある?とか、バイトでもできそうなこと。

久しぶりに東京を歩いたけど、サラリーマンがたくさんいて活発だなと栃木目線で見てしまったのに、思いのほか、仕事の内容はしょぼいのかもって思った。

そんな仕事で家賃の高い東京に住んで大変だぁなんて人ごとに見つつ、今はネット環境があるから東京でなきゃいけないっていう仕事は減っている。

一番いいのは家賃や生活費が安い地方で暮らして、ネット環境を用いて東京並みに稼ぐこと。

力のあるプログラマーとか、地方で暮らして東京に納品なんてことをやっていたり、これが一番いいんだよね。

ITの仕事をして東京にいるっていうのはかなり高い能力を持っているか、ライフスタイルを変えることができない生活戦略が乏しい人かもしれない。

ちなみに結美堂のいくつかあるウェブをやってくれたのは福岡と長野の人だからね。

とまあ、東京は大好きだけど、栃木に来てしまって今の生活環境を東京でやろうとすると恐ろしく莫大な金がかかる。

銀座にずっといて、あの大変さをまたやれって言われても、またあれをやる根性はないね。っていうか、時代は変わってるから、わたしの職種はわざわざ東京でっていうことでもないからね。

なんてことを行きつけの中国料理を食べながら思った。

東京はいつでも行ける距離でもあるし、今は快適かな。

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