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アンパンマンのマグカップのためにガストへ

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結月でございます。

7月だったか、愛娘を連れてアンパンマンの映画を観に行った。そして、パンフレットを買ったのだけれど、そこにはストーリーも書かれていて、絵本代わりにもなっている。

昨晩、そこに掲載されているアンパンマンのマグカップの写真を見て、2歳児は、

「これ、ほしいー」

ふ〜ん、じゃあ、西松屋に行ってアンパンマンのコップを買う?と言いつつも、パンフレットの内容をよく読んでみると、それはすかいらーくグループで行われているキャンペーンで、キッズメニューを頼めばポイントがもらえ、マグカップは3ポイントとなっている。

そういえば近所にガストがあることを思い出す。

翌日の今日、ガストに電話し、景品はまだあるか確認。そしてキッズメニューひとつにつき1ポイントもらえるという。

マグカップをもらうには3ポイント、つまり3度、キッズメニューを食べる必要があるが、3回目まで2歳児が待てるわけがない。となれば、一度に3つオーダーするしかないか…

昨晩、アンパンマンのご飯を食べに行くと約束してしまったから、保育園に迎えに行き、そのままガストへ。メニューを見て、これだよ、これ。アンパンマンのプレートに盛られたお子様ランチ。

種類がいくつかあったので、ハンバーグとうどん、そしてマグロ丼の三つをオーダー!

これを2歳児と二人で食べるという作戦。しかし、お子様ランチなんて食べたのはいつ以来!? テーブルは普通は見ることができないメニューに満たされた!

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おおぉ〜! ゴージャス! なんて贅沢な風景!

そして、愛娘と一緒にこの三品を平らげる!

キッズメニューをオーダーするとポイントのカードがもらえる。それをあらかじめダウンロードしたすかいらーくのアプリでポイントを読み取る。

「3ポイント、ゲットだぜ!」

しかし、アダルトな身にお子様ランチはときめかないもので、それでいてポテトがあるから結構お腹いっぱい。クルマだから酒も飲めねーし。

いいの、いいの。今日はマグカップをいただきにやってきたのだから。

会計の時にスマホを出し、ポイントとマグカップを交換。マグカップをもらった愛娘は大喜びで、クルマの中で何度も、

「きょうは、よかったねぇ。きて、よかったネェ」

と繰り返す。

クルマの中から家に着くまでずっとマグカップの箱を抱きしめている愛娘。それだけ喜んでもらえると、無理してお子様ランチを三つオーダーするという離れ業をやってよかったと思う。

そんな愛娘を幸せな気持ちにしたマグカップはこれ。

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早速これを持ち、

「牛乳、ちょーだい!」

と、差し出してくる。

「はい、はい」

と、わたし。

こんなものは買ったほうが早いのかもしれない。しかし、物語を大切にして生きているわたしは物語がない解決は望まない。

一緒に見に行った映画のパンフレットから知ったマグカップ。それはガストでなければ手に入らないもので、金で買ったものは同じマグカップでもデザインが違うだろう。

そして、そのマグカップを得るためにお子様メニューを一度に三つオーダーで強行突破。

クルマのため、ビールも飲めなかったけれど、ちょっと苦労して手に入れたマグカップを愛娘は大事にするだろう。

ひとのハートは物語によって充実するものなのだ。大きくなったら忘れてしまっているだろうし、お子様メニューを一度に三つということを可笑しさは今は理解できないだろう。

でもさ。

そういうことじゃないんだよね。

必死にキツイ思いをして山に登って山頂から見る景色と、ケーブルカーで登った景色は同じ場所でも違うものなんだ。

わたしはいつも、いつもそういう物語を大事にしている。

だって、ひとを喜ばせるもの、感動させるものは物語だからね。

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