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文化力があればタイマンが張れる

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結月でございます。

しかし、こんなに暑いとね、あらゆることにやる気がなくなるね。

それはうちの猫たちを見ても明らかで、体伸ばしてグテーっとしている。猫だってやる気なさそうなんだから、人間だって同じだよ。

そういうわけで、わたしは一戸建ての2階にある6畳プラスアルファの部屋にいて、襖を閉めて、強い日差しが入らぬようカーテンも閉めてエアコンを直あたりにしている。

いつもはその6畳の部屋に隣接された3畳プラスアルファの部屋にパソコン用デスクがあってそこで作業しているのだけれど、そこだと冷房の効きがいまいちなのと、日差しが入って暑いから、6畳を閉めきって畳の上に一斗缶を置き、その上にMacBook Proを乗せている。

この一斗缶は壁のペンキを塗る際に使用した水性シーラーであり、畳で作業するには高さがちょうどいい。

ところでわたしは畳が超絶好きな人間なので、畳の上に座るのが実に心地よく、一斗缶での作業の合間に猫と一緒にそのまま畳にゴロリとしている。

しかし、わたしは着物とかそういう美しいものは好きなのに、居住空間に関してはまるで興味がなく、最低限のものだけで、スッキリと、モノが少ない中で作業できればいいとしか感じていない。

家に対する執着がなく、だからお家を丁寧に飾っていたりする人を垣間見ると、

「暇人やな」

なんて思っている。

モノが少なければ片付けの手間はないし、空間は広くていいじゃないか。なんでいちいち面倒な飾り付けなんかすんの?

と、6畳の部屋にあるものは本棚とステレオくらいで、あとは別の部屋に置いていたチェロが暑さでヤバいから先日、この部屋に移したくらい。

ああ、あとは掛け布団が積んであるけれど、それは猫のマオミィが寝床にしてしまったから動かせない。

と、人間にはそんなにモノはいらないのであって、この一戸建てには6部屋あっても実際に使っているスペースは少ない。

しかし、ワンルームなんかはただ狭いから窮屈でよろしくなく、広い中で余分の空間が豊富で使う場所が少ないと気持ちがいい。

というわけで、使っているスペースはワンルームくらいでも場所自体は広いほうがいい。

それはまさしく日本画の世界であり、大きな余白の中に一枚の桜の花びら、とまあ、そんな感じなのである。

ここでも何度か書いたけれど、書棚はもう必要なく、本当は本も合わせて全部処分したい。

本は読んでしまえば読み滓であり、物質としてはもう必要ないのだから。

思うに本を読まないくせにカッコつけの人に限って、蔵書欲が強く、本だらけになる傾向がある。

とはいえ、わたしの場合は、愛娘がまだ小さいから最低でも中学生になるくらいまでは本が書棚にある威厳を振るわねばならない。

知性は大きな説得力になるから、将来子供からバカにされないためにも親が本を読んできた履歴を見せておくのがいい。それにそうすると、子供だって本をちゃんと読むようになる。

なんだかんだ言って、読書をしてないと文化力が身につかず、文化力がないと文化力がない層でしか付き合えないし、文化力があればいくらでも上の世界でタイマンが張れる。

経済大国のアメリカが今でもフランスにコンプレックスがあるのは自由の女神像をもらったからだけではなく、文化力の有無に原因がある。

ともかく、どんなシーンでも文化力があるかないかで、交渉力は違ってくる。

しかしだね。

本は読むだけじゃ駄目で、身につけた文化力で何か実績を持っていないと大きな武器にはならない。

読むだけだとただの「趣味:読書」でしかなく、お部屋の飾り付けが好きな暇人とあまり変わらない。

吸収した文化力でどんなことをやったかが大事で、何か一つでもやれた人となると途端に数が少なくなる。

やっぱりアウトプットがなければならず、どんなものを創造できたかがあれば強い。

「愛好家」じゃ駄目だってことだね。

と、わたしは今、というかずっと前からYouTubeでやりたいことがあるのだけれど、それはわたし一人ではできなくて、頭がすごく良くて、トークのセンスがあり、根性がありながら明るく、おもしろい女性と一緒にやりたいものであり、しかしそんな知り合いが今のところいないのでできてない。

そんな人が周りにいないのも自分の実力不足なわけで、そういう人に出会えるように自分がもっともっと高みにいかないとしょーがないんだよね、なんて思いながら、日々、MacBook Proに向かっている。

でも、本当は一人でもできることは今あるのだけれど、暑いからやる気が出なくて、猫のようにだらっとしているというのは言い訳なのです。

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