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魔の2歳児と魔の三連休

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結月でございます。

今週は月曜が休日だったので三連休。そして、次の金曜が保育園の終業式らしく、2歳児の愛娘はお休み。ということで、明後日からまた三連休。

2歳児はイヤイヤ期であるから、魔の2歳児と呼ばれるらしい。

確かにイヤイヤ期は壮絶なもので、そのモードに入ったら手に負えない。どんな提案をしても「イヤ!」と拒絶して泣きじゃくるのでなす術なし。

わたしが東京から栃木に来て半年。それはちょうど愛娘が2歳の誕生日を迎える前で、その頃は保育園にクルマで連れて行くのも連れて帰るのも一苦労で、チャイルドシートに乗せるまでにどっと疲れてしまうほど。

2歳半になって、ずいぶん成長したなと感じるくらいになり、イヤイヤ期は終焉に近づいていると実感する。

しかし、そんな油断をしていると、今朝は珍しく保育園に行く前にモードに入ってしまい大変だった。

どうやらわたしがパンツを履き替えさせたのが気に入らなかったらしい。いつもはなんともないのに寝起きが悪かったか。

しかしながら、手に負えないときはすこぶる大変とはいっても、わたしが2歳児なんてそんなもんだと思っているから、それほどストレスを溜めることはない。

それは上から目線であり、だからこそストレスから逃れられる。これが同じ目線になると、きっと腹立たしくなって猛烈なストレスになると思う。

相手はこの世に生まれてまだ2年ちょっとだから、そりゃ聞き分けがないのは当たり前で、それを当たり前だと思えないと危なくなる。

こういうのはいい加減な性格のほうがいい。だって、2歳児に無理に大人の社会的な事情を要求するともちろん疲れるから。

とはいえ、2歳児と一日中一緒にいるのはなかなか過酷なところがあり、それは2歳児はコントロール不能で、一方的に要求してくるエネルギーであるからで、それにずっと付き合うのは疲弊してしまう。

もし待機児童となって保育園がないなんてことを想像するとゾッとするわけで、つくづく保育園に空きがあってよかったと思う。

さて、そんな保育園の終業式のため、明後日から三日連続で2歳児とずっと一緒。家に籠りっきりというわけにはいかないので、クルマでどこかに連れて行こうと思う。

そういう意味でもクルマがあってよかった。栃木だとクルマがないとどこにも行けないし、東京で生活していたとしてもベビーカーでの電車移動は大変だし、2歳児向けに行く場所もあまりない。

ともかく、これから暑くなるだろうから、日光や那須高原に行こうと思っている。

思うに2歳から3歳というのは大事な時期で、この時期に人間形成の多くがなされ、どのように過ごしたかがどんな大人になるか影響してくる。

なので、2歳の記憶は大人になったらなくなるにせよ、成長過程では大事だから、いろいろなところへ連れて行って、いろいろなものを見せておこうと思う。

それ以前にわたし自身がどこかに出かけたい性格だから自分のためとも言えつつも、子供の将来の学習意欲を培うにも見聞を深めておくことが必要。

昨日、わたしが本を読まなくなったという話をしたけれど、今日は愛娘のために絵本を10冊ほどネット注文した。今ある本は読み尽くしてしまって、読んであげるわたしも飽きてしまったから。

とにかく、2歳児には本を読んであげている。そのおかげで、愛娘は本が大好きで、昨日も夜中の0時まで本を読んでいた。

1冊の本で成長する度合いは大きいだろうから、これからも本はどんどん読ませる。

ところでわたしは今日、どういうわけかすき家の牛丼が食べたくなってしまい、そこで630円使った。

しかし、わたしのお腹を満たす630円よりも2歳児のために買う絵本に630円使ったほうが価値が上に決まっていて、複雑な気持ちになった。

こんな牛丼食ってるんだったら、もう1冊本を買ってやればよかった。

同じ貨幣価値の630円でも内容は違うものなのである。

2歳半の今、愛娘にどれだけのものを注入するかで将来は大きく変わり、630円の絵本のおかげでこれからの学力が大きく躍進する可能性が高い。するとそれは630円以上のとてつもないものを生み出すのである。

2歳半に投資すること。これが大事で、だから三連休もガソリン代をかけてでもいろんなところへ連れて行く。

猛烈な成長期である今、ケチってしまうと後で後悔しても後悔しきれない。それもたかだか絵本代やガソリン代くらいで。

そして料理である。親が料理好きというのは子供にとってもいいことだと思う。

料理が好きだと、まずスーパーへの買い出しが楽しい。まるで檀流クッキング。

2歳児と一緒の何を食べようかと考えるだけでときめき、ベビーカーを押してスーパーへ行く。それは気晴らし以上の楽しさであり、ストレスが生まれる隙をなくす。

2歳児は単純だから、おいしいと感じると、

「おいしぃ〜!」

と、叫ぶ。

そうなると、そう叫ばせてやろうと、わたしも料理が楽しくなる。

小さい頃の食卓は大事で、おいしく、楽しくであるべき。

わたし自身は父親がサイコパスだったせいで、家での食事というものが全然楽しくなかった。それどころか憂鬱である。それは今でもそうで、実家で食べる食事なんて気分が悪く、だからもう行かないようになった。

一緒に食事して楽しいと思える親子関係でないと、立場が弱い子供はかわいそうだ。

だから、食卓は快適でなければならない。

食文化が貧しいと、心まで貧しくなる。これははっきりとしている。

食文化とは高額なものを食べるという意味ではなく、楽しくときめく文化。

さて、兎にも角にも三連休になる。とは言え、2歳児と終日はなかなかきついところがあるので、そこはアンパンマンのDVDに助けてもらって、一休みする。

昨晩も娘がアンパンマンを見ている間にイプセンの戯曲『幽霊』を読んだ。なんてすげー戯曲を書きやがるんだ。なんて感動していると、

「アンパンマン、いっしょに見る〜」

と無理やり手を引かれ、

「いや、ちょっと今、本読んでるんですけど…」

なんて言っても通じない。

この誘いを拒んで大泣きされる手間を考えたら、ここはひとまずアンパンマンを一緒に見て、夜中、寝静まってから戯曲の続きを読んだほうが早い、と賢明な判断をするようになる。

とまあ、こんな次第で、わたしが愛娘のために東京を離れなければならなかった理由はわかってもらえるだろうか。

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