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親が苦労人だと子供はハッピーにならない

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結月でございます。

育児をしていると、いろんなことに気づく。

最近気づいたことは、親が苦労すると子供はハッピーにはならないってこと。

正確に言うと、親が苦労話をしないほうがいいという意味。

苦労なんてみんなしてますから。楽に生きているひとなんていなくて、誰しも何かを苦労している。

ところがそれを「苦労」と捉えるかどうかで大きく異なってくる。

ひとつの事象でもその捉え方は千差万別であり、同じことをやっているのにそれを苦労と思うひともいれば、楽しいと思うひともいる。

例えばコンビニでバイトしたとして、ウザい客が来たとする。しかしそのウザい客のことを真に受けて、ちゃんと接客し、納得してもらおうとするとすごく疲れるし、苦労になる。

ところがウザい客のことも、

「あの客、超〜バカ! 笑える!」

と、そのバカさを笑えれば結構楽しい。なぜなら、人間模様を見られるからで、この世にこんなバカがいるというのは見ると楽しいものだから。

そういうのが楽しくなると、喜んでバイトに行けるよ。

世の中はくだらないことばかりだし、ウザい人間はいるし、みんながみんな自分にとって快適なひとではないのが当然なのだから、真に受けていたらそりゃもたないよ。

コンビニのバイトに限らず、もっとハードな現場はあるだろうけど、それを苦労と捉えてしまうと人間はネガティヴになって暗くなる。自分が不幸だと思い込むし、話す言葉はマイナスだし、そうなると人から嫌われる。嫌われると孤独になる。

そして苦労していると自覚してしまうと、生きているのが嫌になる。

さて、そこで考えてほしいのが、親がだね、生きているのが辛いとか思っているのに子供が幸せになるのか?ってこと。親が自分の苦労話して、子供がポジティヴになれると思う?

生きているのが嫌な人間のそばにいたら暗いのが感染する。だから子供も暗い性格になり、何かにつけて苦労を語るようになる。

つまり「生きてて超〜楽しい〜」って生きている親の元にいるほうが子供は幸せになるんじゃないかってこと。

だって親が楽しく生きてると家庭も明るいだろうし、いい気分になるし、ポジティヴに考えられるようになって前進できる。

誰にでも苦労はあるのだから、それを苦労と考えずに楽しみに変換できていれば、結構この世は楽しい。ところが真面目に捉えて、必要以上に苦労を増幅させているひとって多いんじゃないかな。

苦労を語ると自分が惨めになる。だから、わたしは苦労を語らないように心がけてる。その代わり、

「大変だった〜」

ということにしてる。

だって、大変だったのは事実だから。

と、わたしにもかなり大変だったことはこれまでにたくさんある。でもさ、それを苦労にしちゃうと前に進まないよね。そんな終わったことを語っても仕方ないし、現在苦労していると認識すると、これまた考えがネガティヴになって前に進まない。

ちょっとわたしのことを話すと、東京に来た当初は渋谷の百貨店で肉体労働をしていて、それは今で言うブラックだった。当時はブラックなんて言い方はなかった。

休みは一日もないし、体は限界までヘトヘトだし、家に帰ると晩御飯を食べている箸を握ったまま眠っていたりした。

自分でもあの頃は最悪期だとは思う。

でも、それを苦労として話そうとは思わない。そんな過去に苦労話として執着したくないからね。

それにあんな仕事をやったのは、他ならぬ自分の選択だし、そんな選択をしている自分がアホすぎただけで、要は頭が悪すぎなわけよ。だから誰のせいでもない。自分が悪い。

自分の行いであることをだね、苦労にしてどうすんの?ってわけで、こうして生きてることはすべて自分が根源なの、その行為のすべてが。だから苦労じゃない。

苦労として捉えるって、責任転嫁がほとんどだから。会社が悪いとか、あいつのせいだとか、こんな不幸があったとかね。

いやいや、それ、遡って考えたら自分が選んでそこに行ってるだけだから。

それなのに苦労話って恩着せがましいよね。苦労に酔っちゃってるっていうか。辛い、苦しいとか言いながら、自分に酔ってるからさ、だからブラックに勤めていても辞めないんだろうな。

もし、それが苦労であるなら、その苦労から脱する策を自分で考えて、実行すればいいだけなのにやらないんだな、これが。

それはね、怠慢ですよ。

実行することを怠けていて苦労ばかり語るのは。

と、そんな生きてて楽しくない奴が親だったら最悪だよ。

だから、自分の性格が暗いって思うひとは自分の親はどんなだったかを振り返るとそのルーツがわかるよ。親がどんな言葉を使っていたかなんてね。きっとネガティヴ発言が多いと思う。

でも、それは親のせいでありつつも、大人になったら親のせいにしていられない。自分で変わらなきゃ。

苦労なんて感じない体質になるには、人間はみんな馬鹿だと思うことだよ。だってみんな馬鹿なんだから。

この世にリスペクトできる人間なんていやしない。表面的にはすごそうでも、深く付き合ったらクズだってわかる。

そもそもこの世に生まれてきているってことがクズだからこそなんでね。本当に非がなければこの世に生まれる必要はなく、神界にでも行くだろうから。すなわちこの世に生まれてるってことは、みんな似たり寄ったりの同レベルだから。

自分も馬鹿だし、周りも馬鹿。

馬鹿が馬鹿なことやって生きてるんだから、そりゃ、おもれーよ。見ると楽しいよ。コメディだよ。

そうなると、生きてて楽しいんだな、これが。

というわけで、育児中のわたしは愛娘にとって「生きてて楽しくてたまらない!」っていう親でいたいから、楽しく生きるよ。

自分の人生を愛せない奴が、他人をハッピーにできるかっつーの!

 

 

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