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感謝よりも「好きっ!」って気持ち

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結月でございます。

来週から栃木の家にペンキを塗る作業をしなければならないわたし。DIYはやったことがないけれど、今はネットに情報がたっぷりで、大雑把に言うと、パテで補修して、シーラーを塗り、ペンキを二度塗りするってことをやる。

と、来週は3日間しか東京におらず、だから自宅の荷物を急ピッチでまとめていて、今日も夜中にやってました。

こういう作業は何が面倒かと言うと、必要なものとそうでないものの選別であり、要らないとわかっちゃいても捨てられないものをどうするかと葛藤するのが面倒。

わたしはかなりドライに処理し、それ以前に今のところに越してくる前に要らないものは粛清したから少ないとは言え、それでもゴミは出る。

「ここにあるものすべてをこの箱に入れる」なら簡単だけれど、「選別をしたものをこの箱に入れる」は時間を要するからメンドクセーなって思う。

そういう意味では結美堂のほうは銀座でかなり処分したので、ここには必要なものしかないので箱詰めをするだけ。

しかし、スマホ時代になって紙を使う分量がとても少なくなったから、伝票とかお知らせの封筒とかは激減している。ゴミ状態なのはスマホ時代以前のものばかりで、電子化って素敵!って思う。

そう言えば、地図で有名な出版社「昭文社」がものすごい赤字で、希望退職者を募っているっていう記事を昨日読んだけれど、スマホが出てきた時点で紙を諦めるべきだったのに古くなった価値を捨てられなかったんだろうね。

地図なんて紙では見ないよ。クルマを運転するときはカーナビだし、そのカーナビだってスマホのYahoo!カーナビなど無料なのに精度がいいものもある。

紙で地図が必要なのは山登りくらいなもので、それは電波が届かないところに登るから。

しかし、山登り相手の売り上げだけじゃ、地図の会社はやっていけない。

さて、東京での結美堂は今月25日まで。来年はまず1月20日(日)に東京に出張でレッスンをしに来ます。

栃木に移転してもレッスンに来てくれるのはとても嬉しい。

中には銀座5丁目にいたときのことを知っている人もいて、つまり最初は銀座5丁目、そして銀座3丁目に移転して、そして今のところ。

このすべての引っ越しを知っている人が3人いて、考えてみればすごい長い付き合いです。

もうわたしの歴史を知ってるって感じで、いやいやそれはお互い様か。

なんか時代だなって思うのは、長い関係になっているのは銀座の時でも今から6年か7年前くらいまでの人たちかな。

その頃って今よりも人間関係がちゃんとしてたっていうか、スマホもあるかないかで、語弊があるけどちゃんとしたお客さんが多かった気がする。

それより以前は通販も普及していなかったし、ガチな人間関係があって、軽い気持ちでキャンセルとか少なかったね。

あとは昔のほうが可処分所得が高かったんだろうと思う。そして、スマホがないから隙間の時間を埋めることにしっかりしてたよ。

今はスマホで隙間の時間が埋まってしまうので、何でも軽はずみだなって気はする。商売をしていて皮膚感覚としてね。

だから、スマホ以前に出会った人たちが今でも長く付き合えてるっていうのは理解できるんですよ。

ともかく、わたしが栃木へ行ってもレッスンに来てくれる人たちには感謝の気持ちっていうより、

「好きっ!」

って気持ちかな。だって感謝って仰々しいし、感謝って一回きりの刹那で、感謝したら終わりってとこがある。実は感謝って上から目線だしね。絆までいっちゃったら重すぎてウザいよ。それよりも、

「好きっ!」

って感情のほうがいいよ。あなたのことは好きっ!って気持ち。好きって気持ちは感謝よりも持続性がある。好きだから仕事以上に頑張れるし、宴会やったりできるんだから。

「好き好き大好き超愛してる」(by舞城王太郎)

までいったら気持ち悪いけど、

「好きっ!」

って具合が、いい人間関係に大事なんじゃないかな。

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