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孤独死しないために結婚ってアリ?

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結月でございます。

昨日ちょっと孤独死のことを考えていました。

今でもすでに多い孤独死ですが、これからはもっと増えるんだろうなと。

数的には団塊世代がこれから死が近くなるので、増加です。なぜなら、団塊世代は世代的に数が多いので。

さらに人口比率が高いのは団塊世代ジュニアなので、それよりも少し若い世代の30代半ばくらいを含めて考えると、孤独死が多いのはざっくりと今から30年後から40年後と行ったところでしょうか。

それから先は少なくなるであろう理由は、少子化で人口比率が下がってくるからで、さらにその世代はネットネイティヴでネットコミュニティ慣れしているから、孤独死が問題になってくると今以上にそれを防ぐネットワークがインターネットで普通になっているはずなんですよね。

結婚の意味が物質的でなくなってきた

ともかく、これから孤独死を防ぐというか、独りで死んでたら腐乱死体になる前にいち早く発見できるネットワークが進化するはずですが、それは発見を早くするだけで「独りで死ぬ」という根本はあまり変わりません。

自分がどう死ぬかなんて30代、40代じゃリアルに考えないでしょう。ところが時間はちゃんと進行しているので、無意識のうちに人間は年を取る。

そんな孤独死を防ぐには、つまりたった独りでマンションの部屋で腐乱死体になっている事態をどう防ぐかですが、これは結婚しかないんだろうなと思ったわけです。

自由社会で、経済がしっかりしている今の時代、結婚に明白な目的はなくなってきました。

つまり、大昔だったら田畑を耕すためには労働力である嫁をもらい、さらに子供を作り、継続的に食っていけるよう結婚は目的として存在していたわけです。

だから、恋愛結婚なんて概念はないし、女は体が丈夫で子沢山というのがいいという価値観で、だから今でいう不妊症であれば石女なんて言われてしまい、厳しい現実の中では人権なんてありません。

ところが今は経済状態もよく、物質的に豊かになり、田畑で泥まみれになって食べ物を自力で作らなくてもコンビニで弁当は買えるし、スーパーに行けば98円でカップ麺が買える。

物質的に豊かとなると、結婚の物質的意味は失われ、生き甲斐とかそういう心情に関する問題になってくる。

結婚相手がいないとか、婚活しているとかいうのはほとんどが物質的なことよりも、売れ残りと言われたくないとか、一人じゃ寂しいとか、メンタルなところから発している。

結婚で経済力は2倍にならず、むしろ下がる

でも現実は、結婚しても共働きでないとやっていけないのが当たり前であって、結婚して物質的に独身時代より豊かになるかというと、意外とその逆のケースが多い。

独り身だったら自分の自由で好き勝手に生きていればそこそこ楽しく、事足りていたものが、結婚によって他者と一つ屋根の下に暮らすようになると途端に不自由になる。

相手の親戚とも付き合わねばならず、独身なら自分の親の面倒だけ看ていればよかったのに結婚して相手の親のことまで体力的、金銭的に負担しなくてはならないこともある。

そういう面倒を考えると、「結婚なんてあんまりメリットないよね」とようやく最近になって認識され始め、一昔前より婚活も熱いものでなくなってきた気がします。

結婚というフォーマットが要らなくなった

すなわち、結婚の目的どころか、その意味すら失っているのが今の時代であって、これは何も悪いことではなく、結婚というフォーマットが必要とされないようになったということなんです。

あと重要なのは、性的なことで、今みたいにアダルトビデオがない時代は男たちは下半身の欲望の処理がちょっと不自由だった。ところが今はネットで無料で女の裸はいくらでも見られるから、下半身の欲望はちゃんと処理されていて、スッキリ状態なんですよ。

これは統計にもはっきり出ていて、性犯罪は昔に比べて格段に少なくなっていますから。

女のほうも貞操概念なんて古臭いものはないのでセフレがいたっていいし、女性向けAVがなかなかのアクセス数を稼いでいたりする。

なので、結婚しなくてもセックスは得られる時代で、やっぱり結婚のメリットはあまりないようです。

そうなると結婚する目的は?と考えると、せいぜい孤独死する確率が二分の一になるくらいかなと。

相手のどちらが早く死ぬかわからないので、自分が後になれば結婚していても孤独死することになりますが、少なくとも確率は半分になる。

さらに子供がいれば、相手が先に死に自分一人でになっても、腐乱死体になる前に気づいてもらえる確率は高い。

別に孤独死してもいいじゃん!という意見もあるでしょうが、それもどうも腑に落ちないのは、やはり人間は惨めなかたちで死にたくないという思いがあるからでしょう。

それに孤独死はそこへ至るプロセスがいかにも悲惨そうで、スーパーに食料を買いに行くにも体が動かず、風呂にも入れず、垢まみれの体と服で朝が来て、やることもなくただバルコニーから見える空を眺めて夕刻になり、夜になる。

そんな日々が長く続き、いよいよ体力がなくなり独りで死んでしまう。

こういうイメージを持つとやっぱり孤独死は嫌だな、と思う。

そうならないためには誰かと住むことで、その典型が結婚なわけです。

結婚で幸せになるなんて幻想

しかし、結婚が幸せなわけはなく、結婚してもそれ以前に離婚するケースは今は3組に1組だし、結婚が幸せというのは結婚してない人間の幻想であり、一方的な思い込みです。

現実はとてもじゃないが、そんな幸せを感じて日々を過ごす夫婦なんていない。いてもせいぜい新婚の間だけです。

そう考えると、ますます結婚のメリットがないように思われ、そんな面倒な生活を何十年もしなければならないのだったら、最期は惨めだけど孤独死のほうがトータルとしてはメリットは大きいと言えるかもしれない。

結婚は打算でするものじゃない

さて、こうしてお話しましたが、実は不毛なことです。わたしは不毛なことだとわかってダラダラとお話したのです。

そもそも結婚は孤独死を防ぐためとか、そういう打算でするものでもないし、そういう内容のものではないからです。

明確な意味をこれだ!と提示できないのが結婚であり、もっと大きな本質、人間の生きる業みたいなもので、いいも悪いもないものです。

そういう人間的深みのことを考えられない打算的な時代だから、結婚を効率やメリットで考えてしまう。安直な離婚が多いのもそのせいでしょう。

そして、打算で考え、結婚することを「目的」にすると失敗する確率はとても高い。

最悪な例は結婚詐欺ですが、詐欺に至らなくても、詐欺に近いような話はいくらでもあります。

それは結婚を目的として捉え、間違った行動をしているからに他なりません。

さらに孤独死ですが、それも実はどうでもいい話です。

人間は孤独死してもいいし、それに今から孤独死を考えて生きるのも馬鹿らしい。ただし、このまま行けば数十年後は孤独死だなという生き方はあるにはある。

それが嫌ならその生き方を変えればいいし、それでいいならそれでいい。ただ多くのひとは自分の行き方を変えようとしても変えません。変えなきゃと思っているだけで、そのまま時間が過ぎて行く。

ともかく、結婚というのは、結婚することを目的にすると総じて結果は良くない、ということです。

だから孤独死したくないからという理由で結婚すると多分、いいことはありませんよ。

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