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【登山】奥日光の社山、登りきった!

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結月でございます。

昨日は、真夜中の2時に起床。そこから準備をして3時に愛車を飛ばして奥日光へ。

奥日光の中禅寺湖に到着したのは朝の6時過ぎ。

この時間は、国道4号線がガラガラで、高速道路と時間的には30分ほどしか変わらない。高速道路料金4200円をかけるより下道がいい。

先月、結美堂山ガール部で奥日光の社山、標高1827mに挑戦するも、山のド素人のパーティーはお盆初日の渋滞で予定より到着時間が大幅に遅れ、登り始めが昼を過ぎていて、さらにあまりの体力のなさに軽く挫折。ホテルのチェックインも考えて下山が妥当とあっけなく山の厳しさに敗北。

しかし、山ガール部は高尾山を一度登ってみただけというナメっぷりで、リアルな登山という現実を社山は教えてくれたわけで、山登りとしては初級とされている社山でさえ、高尾山のハイキングレベルとは異なり、「登山」であることを思い知らされた。

そして再挑戦をすべく、運動不足というよりそもそも運動をしていないこのクソすぎる肉体を山仕様にすべく、わたしは夏が終わるとチャリでエクササイズを開始。

まだまだ準備不足だから本当はもっと走り込んでからと思いつつも、来週の天気予報が芳しくなかったので、急遽、昨日決行。

チャリのロードワークでちょっと体が軽くなったのは実感しつつも、とりあえず来月初旬の山ガール部平日組での再挑戦の様子見と、何時から出発すればいいかなど、山ガール部の庶務として時間的なことも知りたかったため、戦艦大和さながら不十分な出撃。

詳しくは写真を掲載した記事にまとめようと思う。これから作る栃木・日光案内サイトにも掲載予定。

結論を言えば、社山の山頂に到達したのであって、しかし平日のあの時間は誰もいなくて、深い自然の中を歩き、登っていくのは心細いというか、ちょっと恐怖。

滑落したら絶対に誰にも見つからなくて、腐乱死体になること確定。しかもこの季節の奥日光はすでに涼しく、途方もないほど果てにある山々を遠くに眺めると寒さが強烈な孤独を実感させる。

下山のときは、逆に登ってくる人たちとすれ違った。

下山は時間的にはスピーディーだけれど、滑らないように踏ん張らねばならないから脚がガクガクになる。

ともかく往復6時間かけて社山を制覇。

山登りに慣れた人にとっては、社山なんてそんな大げさな山でないかもしれないけれど、ビギナー以前のクソビギナーレベルのわたしが一度挫折してやり切ったから、運動関係ビリケツの自分史の中ではちょっと嬉しい勲章になった。

狙った予定通りの時間に下山でき、そして予定通りにホテルに到着。

すぐに温泉に入る。

平日のこの時間は誰もいない。貸切状態でゆっくりと湯に浸かる。

脚は結構、疲労していたけれど、温泉に入るとほとんど痛みはなくなった。ただ、自宅に帰ると、痛くはないけれどしゃがむ動作時に太腿の表部分に重い疲労がのしかかり、よろめいてしまう。

やはり、山登りは太腿をよく使うようだった。これは自転車のエクササイズが適していて、競輪選手を見ればわかるように自転車は太腿の筋肉強化には最適だから。

温泉から上がると、ホテルで食事。

付きっきりで担当してくれたウェイターの兄ちゃんと色々話した。

日帰りだったので、食事を終えると駐車場に停めたクルマの中で2時間ほど寝た。

するといつしか雨が降ってきた。

クルマの天井に雨が打つ音がする。

昨年の秋、雨の中、この場所に来た時もそうだった。

奥日光は霊気が大変強く、それは自然霊のものだけれど、特に雨が降る夜はそれが凄まじい。

日が暮れる中、エンジンをかけ東京へ向かう。

登山したときは曇り空だったのが、男体山はほとんど霧で覆われ、戦場ヶ原も霧が湧き出ている。

こうなるととても怖い。

人霊ではないから面倒なことはないにせよ、あまり霊格の高くない自然霊に満たされる。

暗闇になろうとしている中禅寺湖畔を走っていると、急に赤い誘導灯を振る姿が目に入った。ヘッドライトに照らされると、それは白いレインコートを着た警官だった。一時停車し、通行を促されると、その横には大型トレーラーが腹を出して横転していた。

ともかく、奥日光は昼と夜とでは同じく自然霊でもまるで入れ替えがあるかのようで、その差が激しい。

男体山が火山であることを考えても、鉱物の力が強く、そこに引き寄せられる自然霊が森林となっているような風景になる。

どうにもここは不思議な土地で、どういうわけか魅了される。

さて、帰りも下道を走って国道4号に入ると、上三川あたりで全く動かないような渋滞。

ここはこんなに混むことはないのでおかしいと思ったら事故渋滞だった。

5台のクルマの玉突き事故で、3台はグチャグチャ。4台目はポルシェのパナメーラ。見たところ、そんなに損壊はなさそうだったけれど、あんないいクルマで玉突き事故に巻き込まれるのは気の毒だと思った。

しかし、交差点もなく、あんなに見通しのいい場所でどうやったら玉突き事故になるのだろう?

事故現場を抜けると、風景が変わったようにスピードメーターは時計回りに振れて愛車は加速する。

夜の10時に帰宅し、丸一日の山登りの日だった。

目標の男体山は社山よりも標高がさらに600mほど高い。

でも、男体山を登らずして、奥日光は語れない。

神話のルーツがあの山にある。

 

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