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アタシのハートはレ・ブルー!

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結月です。

アタシの心の祖国フランスが優勝したよ! 20年ぶりに感動して泣いちゃったよ。

20年前、アタシは巣鴨のサウナ&パチンコ屋の深夜常駐警備員をやっていて、その薄汚いロッカー室でフランスの優勝を見た。あの時も嬉しくて、そしてフランスから帰って間もなかったので、感極まってしまった。

そして、またレ・ブルーがやってくれたよ。

今回はW杯が開催されていることを知ったのは開催ご数日経ってからだったけれど、フランスが勝ち上がっていると知ってからは、フランスの優勝をアタシは一方的に確信していた。そう願っていた。

それをレ・ブルーが現実にしてくれちゃったよ。

テレビで決勝戦を見ていて、フランスってディフェンスがいいんだね。そして、エムバぺっていう若きスーパースターがいて、これは解説でも言ってたようにサポートなしに攻撃できちゃう。

しかし、エムバペってまるでスピードがF1っていうか、最新鋭の戦闘機っていうか、とんでもないね。あんなのがいて、ディフェンスが強ければ、そりゃ負けないよね。

と、サッカーのことは全然詳しくないアタシだけれど、フランスが優勝してテレビの前で本当に泣いちゃったよ。

フランスという国はアタシに思想を教えてくれた。アタシの感性を磨いてくれた。

フランスなしに今のアタシはない!

今すぐにでもパリへ飛んで行きたい。

テレビで表彰式までちゃんと見たよ。土砂降りが感動的だったね。

メダルをお盆に持ったロシアのコンパニオンみたいな女がぞろぞろと出てきて、美人なのかよくわかんないけど、体がややデブ気味で、ロシアの女ってすぐ太るって聞いたことがある通りで、あの肉付きにも感動してしまった。

あれは大陸の肉体だよ。

と、サッカーには直接関係ないのところも見つつ、レ・ブルーの面々が優勝トロフィーにキスしたりして大騒ぎしている風景にアタシはまだ目が潤んでいたというのに、NHKの解説が日本代表のことなど話し始めて、

「日本のことなんて、どーでもいいから黙っとけ!」

と、アタシ。

なんでクソ弱い日本のことなんて、このフランスの栄光の真っ只中で話すかなー 結局1勝しかしてないくせに、持ち上げすぎだっつーの! いい加減、その日本すげーみたいな礼賛はやめろよ。現実を見ろよ。負けたくせに無理に持ち上げるから勝てないんだって。お前ら弱いんだから、スタジアムのゴミでも拾っとけ!

日本なんか100年経っても優勝できないよ。4年に一度だから25回でしょ。無理無理。

そんな日本のことなど、アタシがフランスの優勝に激泣きしているときに話題に出すんじゃねーよ。

とにかくさ、根本的に弱いチームのことを持ち上げる癖、やめないとね。女ばかりのトークじゃないんだから。

「あ、それ、カワイイー!」

なんて本心でそう思ってないくせに、とりあえずほめ合うみたいな。

ところでスタジアムに出る電光の広告、中国企業が多かったね。日本企業は見なかったよ。これも時代だなって思った。

昔だったら、ソニーとかパナソニックとか、トヨタとかあったと思うけど。

しかしなんだろーな。やっぱりとても感じやすい年頃にフランスで過ごしたことって忘れないんだよね。それは時間の長さではなく、内容として。

そういう経験って、人間には大事だと思う。単に外国へ行ったらいいってわけでなく、どうしても行きたいほどの憧れがあること、それが大前提にあった上で実現されること。

そこがアタシにとって中国と違うとこなのよね。

中国にはすごく世話になったし、今でもそうだし、いろんなことがあったし、とてつもない恩恵もあるし、アタシにとって日本よりも大事な国だと思う。

でも、中国はたまたま行って、そこから深く付き合うことになって、つまりフランスのように強烈な憧れという前提があったわけじゃない。だから、初めて北京に着いたときも、

「へえ〜」

ってな感じで、ただの旅行者だったんだよね。

ところがパリは違う。子供の頃からの憧れで、シャルル・ド・ゴール空港にたったひとりで着いて、そこからパリ市内にバスで入り、パリの風景を初めて見たときは、もう全身が鳥肌で、失禁しそうだったよ。

凱旋門からタクシーでシャンゼリゼを通り、カルチェ・ラタンに着き、パンテオンがいきなり視界に現れたときは息が止まったよ。

パリには当時のアタシが求めていたもののすべてがあったね。

だから、フランスはアタシにとって特別すぎるんだよね。

そんな思いがフランスの優勝を涙して喜ぶものにしている。

でも、将来、中国がW杯に出てくるようなときが来れば、中国を応援するよ、アタシは。

中国はサッカーはまだ弱いけど、W杯の優勝は日本より可能性があるとアタシは思ってる。

なぜなら、中国人の国民性を考えたら、日本より断然、自分で動けるストライカーが生まれるのは時間の問題だと思うから。

彼らは忖度サッカーしないからね。センスとしては南米っぽいような気もする。まあ、みんな自分勝手だから、チームプレーとしてどうかってところはあるけどね。

ともかく、その日が来たら、中国を応援するよ。憧れがあったわけでないけど、あまりにもアタシは中国に世話になりすぎてるから。とてつもない恩義があるんだよ。

自分にとって何が大事か、その国が自分に何をもたらしてくれたか、そういうところでアタシは応援している。

ところが日本にはあまりそういうシンパシーみたいなものがアタシにはないんだよね。

だから、W杯が始まると日本を熱狂的に応援するひとの気持ちって、正直よくわからない。愛国心も乏しいこの国で、彼らは日本の何に共感を得ているのだろう? 単に外国へ行ったことがないだけなのかな?

自分が生まれたっていうだけでは応援する理由にならないと思うんだよね。

とりわけ求めちゃいないけど、日本って自分に何を与えてくれたんだろう? 国って実はとても漠然としたものなので、日本って何か?って定義ができない。

それはフランスも中国も同じで、定義はできない。ただ、個人的にその国から得たもの、もたらされたものが具体的にアタシの中にあるっていうこと。

それが日本となると、よくわからなくなる。

親と同じようなものかもしれない。

その存在が根本的すぎて、よくわからないみたいな。

他人や友達のほうが客観的に把握しやすい。

地域の郷土愛っていうのはなんとなくわかるんだけど、日本となるとわかんない。

まあ、アタシは郷土愛すらないからなぁ。なんとも感じない。それよりも生まれ育ってないアウェイである栃木のほうにシンパシーを感じちゃってるくらいだから、アタシが特殊っていうか、変なだけなんだろうな。

だから、日本代表のことは興味なくて、フランスが優勝して泣いてたりする。

W杯も終わったことだし、今度は甲子園で栃木代表でも応援するかな。

なんて言いながら、あんな炎天下の中で野球やる神経がよくわかんないアタシは高校野球そのものにあまり愛着がなくて、球児たちの丸坊主も嫌だし、あんまし好きじゃない。

でも、もし栃木が優勝したら、ちょっとは嬉しいかも。

泣きはしないけどね。

VIVE LA FRANCE!!

 

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