副業と言われても、何も思い浮かばないひとへ(1)

結月でございます。

銀行でさえ、将来が危ういと言われ、先を予測して早期退職する行員も多いだとか。 

確かにブロックチェーンが本格的になれば、銀行は要らなくなるんですよね。

副業の解禁も言われ、これは自由にしていいよというハッピーな方向性というより、会社は会社員の面倒をいつまでも看れないから、自力で何とかやってくれということなんです。 

でも、いざ副業と言っても、ヤフオクに出品したり、メルカリで不用品を転売するくらいしか思いつかない。 

どこか時給でバイトするにしたって、会社員をやっていれば、時間的に無理。 

それにそもそも自分で何かをやる能力がないってことを知らされるわけです。何をしていいのか、わからないという状態。

 

学校教育からずっと与えられてばかりだった!?

中学校や高校、そうした学校に朝起きて出かける。そして、授業が始まると席につき、先生が教科書のページ数を言う。 

つまり、学校というのは、授業が始まる前には今日は何を学ぼうとか、何をしようとかそういうポジティヴな意思がなく、何も考えずに学校へ出かけ、先生が言われた通りにする場なのです。先生が言うことをノートに取る。 

ですから、学校の勉強とは、あらかじめ学校が決めてくれているものを「聞く」だけで、自分で考えて行動することがないのです。 

日本の受験は基本的に穴埋め式だったりするので、テストに出ることを暗記してマスターすることが「勉強」になっていますね。やはりそこには自分でオリジナルな何かを考えるというシーンがまったくありません。 

要は日本の学校で「頭がいい」とされるのは、学校が用意してくれたものを暗記し、その問題を解くと言うだけでしかない。 

なので、いつしか与えられないと何もできない人間になってしまっているのです。

 

サラリーマンも何も考えない

学校でずっと与えられたものをこなす習慣が身についているので、それは社会人になってもそのままです。 

就活を見ても、何十社も応募するひとがいる。それは自分が何をしたいか明確な方向性がないからであって、もしそれがあるなら、せいぜい数社でしょう。 

特にやりたいことがないから何十社も受けて、とりあえずどこかに採用されればいいという思考になる。それは自分が何者であって、何を仕事にするかというヴィジョンがないからこそ、「就職」が目的になる。 

就職できれば、とりあえずは食いっぱぐれることはない。そういう意識がそうさせているし、事実、そう考えている親も多い。 

今までは確かに食いっぱぐれることはなかったかもしれない。しかし、今は銀行でさえ、危うくなってきた。 

それなのに毎日会社に出勤するとき、朝起きるが嫌だなとか、電車に間に合わない!みたいなことを考えている。 

しかし、学校へ行っていたときと同じく、会社に行く前に、今日は何をすべきか、と考えるひとはほとんどいない。考えたとしても、与えられた職務をいつまでに仕上げなければならないとかで、それは自分で生み出した仕事ではなく、会社から割り振られたものにすぎない。 

そうやって毎日を過ごしているから、自分のオリジナルで生きることを実はしていないのです。 

その結果、与えられないと何もできない人間になってしまう。そして、会社の中では、与えられた仕事をしっかりこなすことが優秀とされ、根本的に自分で仕事を生み出すことはありません。 

だから副業で勝手にやれと言われても、何も思いつかずに呆然となり、結果、会社にしがみつくことになります。

 

会社が与えられなくなった!?

会社に力がなくなってきました。今までは会社は会社員に仕事を与えられた。ところが業績が落ちてくると、与える仕事がなくなってきました。つまり、仕事がないという状態。 

与える仕事がなくなってくると、当然、給与も与えられなくなる。だから、昇級は乏しいし、それでも月給が出ているだけまだマシかもしれませんが。 

多くの会社員は、代替が利く要員です。このひとでなければ絶対に駄目だという仕事は会社にはあまりありません。ありそうだけれど、それは担当がいなくなったら、あとが面倒とかその程度のことであり、基本的に代わりはいるものです。 

代わりのひとでもできる内容の仕事は、当然ながら給料は上がりません。逆にヘッドハントしてでもほしい人材は、本当にそのひとならではのオリジナルな能力があるから、もちろん給料は高い。 

ということは、学校の時代から自分のオリジナルな考えで行動できていないと、現状維持さえできない、そういう時代になったと言えます。

 

今は時代の大転換期!

スマホが浸透して、紙の出版物が読まれなくなったこと、電気自動車がこれからのトレンドになってガソリンエンジンは次第に少なくなっていくこと、それだけでなくいろんなところで今まで普通だったものが「古いもの」になっています。それも急速に。

その変化に社会や会社はついていけません。逆にその変化を読み取り、その先を予測して動けるひとは成功していっています。

そんな時代の大転換期に、古いものとなった事業に固執する会社はそれほど先は長くはありません。

そして、そこに従事し、将来性のない仕事を割り振られて、それをこなす毎日では将来性のある能力や思考力は開発されるはずもないのです。

ですから、まずは与えられることに無個性で毎日を過ごすのではなく、自分が何を生み出せるか?を考える習慣を身につけることです。

さらに時代の流れを読むこと。

自分が生きてきた経験はすっかり取り除いて、素の状態で時代を見てみましょう。なぜなら、過去の経験から物事を考えると、それを基準にしてしまい、時代の本質が見えないからです。

自分の過去をすっかり捨ててしまうくらいの意識があったほうがいいです。そうやって時代を見れば、今の自分が何ができるのか、何もできないのかがはっきりとします。

おそらくは自分に失望してしまうでしょう。でも、その失望こそが、新たなスタートと捉えるべきです。